デジタルイラストレーションWEB講座

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面を塗る

この講座では、ペイントソフトではなく、
ドローソフトのillustratorなどを使っての描画を
基本としている

ペイントソフトでは、円などの閉じた輪郭を線で描いてから、
その内部に、バケツで色を流し込んで、面に色を塗る。
というのが、一般的な色の塗り方と言うことになっているが、
illustratorでは、はじめから線の色と図形の色が、
決められていて、閉じた線の中には図形の色が存在している・・・
というような扱い方をする。

つまり、円を描くとか、矩形を描くなどすると、
色は流し込まなくてもはじめから詰まっていると言うことだ。
(塗りが透明の場合は例外だ)

幼稚園や小学校に入ったばかりの、
図画の授業は、「塗り絵」から始まったような記憶がある。
「塗り絵」には、色彩や、色のある画材に慣れ親しむとか、
正しい場所に正しく色を塗るという訓練の効力があるからだろう。
最近は、中高年の「塗り絵」が、ブームのようで、
書店の絵画コーナーには、様々な大人向きの「塗り絵」が、山積みされている。
大きな画用紙に、浮世絵や名画の線画が印刷されていて、
そこに各自の好みの画材で、好みの色を好みに塗って、
創作意欲をかきたてるという趣向である。
 
さて、この塗り絵を、illustratorでやるのは至難の技である。
たとえば、先の大人の塗り絵を買ってきて、線画をスキャニングしたとして、
ビットマップソフトなら、読み込んだ絵にそのまま色を塗って行けるが、
illustratorの場合は、色を塗る部分のアウトラインを
線画に沿って緻密になぞっていかねばならないからだ。

そんなところから、illustratorは
描画用のソフトとして、認められてこなかったのかもしれない。

ドローソフトでも、FLASHなどでは、
輪郭線の内部にバケツを使って、色を塗りつぶすという、
ペイントソフトと同じ塗り方を採用している。
また、illustratorも最近のバージョンでは、
ライブトレースとか、ライブペイントという機能を追加し、
ペイントソフトと同様の、色の塗り方を可能にしている。
それらは、驚きの高機能なのだが、
全体的なソフトの使い勝手からすると、
一貫性を欠く浮いた機能である。
  Adobe社は、FLASHも傘下に治めたので、
この先ドローソフトが、塗りに関してだけでも、
どのような仕様にしていくのか。
気になるところだ。

子供の「塗り絵」では、決められた場所を、
はみ出さずに力強く均一に塗りつぶしている子供が、
高い評価を受ける。
弱々しくてムラがあって、
はみ出しているような「塗り絵」は、
褒めるわけには行かないだろう。

デジタルイラストも同様で、
アウトラインが美しく描かれていて、
内部の塗りが均一で力強ければ、まずは「OK」である。

illustratorでは、
線描さえ美しく描ければ、
塗りのはみ出しは、在り得ないのだから、
イラスト的には、望ましいわけなのである。

面を塗る・がこの章のテーマであるが
美しい線を描く、ベジェ曲線の扱いに関して
改めて、練習してみよう。
ベジェ曲線は、難しい・・と思われがちだが
決してそんなことは無い。
マウスを使って線を描くように
作られているのが、ベジェだ。
ちょっとした訓練で、簡単にマスターできる。
ベジェ曲線をマスターするための練習を ちょっとやってみて。
ポイントは、アンカーポイントから出るハンドルの扱い方だ 。

 

つづく


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